Supporting Music

オンライン通話を使った大人向けのオンライン音楽教室、またコンサートやワークショップなど音楽に関するあれやこれやを企画しています

緊張と仲良くなる方法 その1

よく、生徒さんから「緊張しない方法はありませんか?」と聞かれます。

 

そんな方法があるなら私が知りたい

 

以上です。

「自分を信じて!」「自分なら出来る!」などありますが、そもそも私は自分だから信じられず、日ごろから楽器以外のことでも何かとやらかしてしまう自分だから不安なのです。
「いつもと同じように」なんて思えたら緊張なんてしていません。
強張る、震える、手だけ異様に汗をかく、心臓がバクバクするなど、緊張にも種類があり、毎回どのパターンでくるかが分からないのも厄介ですよね。
ただ、本番の回数を重ねると、緊張することに「慣れてくる」ことはあると思います。そこで今回は、私が本番に向けて行っている【緊張と仲良くなる方法】をご紹介したいと思います。
何回も言いますが、これをやったからといって緊張していないわけでは全くありません。そしてあくまでも私個人の発想や方法です。
ただ、何もしない練習よりは緊張と仲良く出来ていると思います。
なので、思うところがあれば試してみてください

 

まず、大前提
緊張しないことは無理なので、緊張しないですむ方法を考えるのではなく、緊張した中でも一定以上のパフォーマンスが出来るようになる

この前提で私は本番にむけて練習していきます。

 

①1回目を多く作る
これは簡単に実践でき、効果大だと思います。
本番はどんな環境であれ1回しかなく、弾き直しが出来ません。
これがかなりのプレッシャーですよね。。。。
なので、1回目に上手く弾く練習をします。
方法は簡単
「楽器をもったらまず、本番で演奏する曲を1回、本気で通す」
これだけです。
どれだけ下手で悲しくなっても本気で弾き通す。
集中力が途切れても弾く。
指ならししてないから指が回らない~などの自分への言い訳はなし。
とにかく真剣に弾き通す。
上手くいかない箇所はあとでじっくり練習すればいいのです。
そしてこの1回目を多く作るというのは、休憩したあとなど「楽器を弾かない状態」から再度楽器を弾く時、必ず行います。
例えば
①練習ー休憩ー②練習ー休憩ー③練習
のようにすれば、1回目を3回練習するチャンスが出来ます。
そして体の状態も大事で、手が冷えていようが汗だくだろうが、とにかく弾くのです。
私は受験前、ベッドから起き上がった1分後には通し練習を開始していました。
大袈裟な話ではなく本当です。
頭は朦朧としてる、指は動かない、この状態で弾いた演奏は、当然下手すぎて目が覚めていきます。
しかし、これを続けると

・1回目のプレッシャーに慣れてくる
・上手くいかない場所が明確になり、練習場所・練習方法を考えるようになる
・しっかりしなくちゃ!という緊張感が芽生える
・通すことになれる
・1回目がどんな状態になるのか、自分で把握できるようになる
これらの効果が私は出ます。
リサイタルの練習の時はプログラムだけで2時間弱あるので、1回目の練習を3回しかやらなかったとしても、6時間かかることになるのですが。

この練習、簡単なので是非1度、お試しあれ。
生徒さんにも発表会前などやってもらいますが、「いつもはそんなところでひっかからないよねぇ」と期待を裏切らない失敗率です。
そして私自身も想像してるより毎回下手です(笑)

あと何個か書こうと思っていたら長くなってしまったので、この続きはまた後日。

 

 

 

youtu.be

教室紹介の動画が出来ました

 

ここ1週間ほどこの作業に没頭していましたが、ようやく完成しました。
Supporting Musicの教室紹介動画です。
今回はバイオリンのオンラインレッスンで構成したのですが、この動画を見てオンラインレッスンの雰囲気を掴んでいただけると思います。
是非、ご覧ください


オンライン音楽教室 Supporting Music

Supporting Music の仲間紹介 ~ ピアノ 村本麻里子先生~ 

今回、ご紹介するのはピアノの村本麻里子先生です。

 

ー この度は講師として参加していただき、有難うございます。
いつも、その時出来る最大限の努力をしてくださる村本麻里子先生に参加していただき、すっかり甘える気でおります。
オンラインレッスンを始めるに辺り、不安に感じてたことは何かありますか?

 

始めは不安ばかりでした。
私がレッスンで一番大切にしている事は、「音」に対する感覚です。
今までのレッスンは、同じ空間で同じ音を聞いていることが当たり前でした。
が、オンラインになると、その「音」がスピーカーから聞こえてくる!いやいや、あり得ない!!と思っていました。
ですが、コロナ禍という非常事態でいざやってみると、意外な発見がありました。
まず、生徒さんの指先の様子をいつもと違う角度からじっくりと観察することが出来、うまくいかない箇所の原因がその弾き方だからだ!と気付いたり、また、生徒さん側からも、私が弾く姿や指を見る事でイメージが膨らんだ、という感想を頂いたり、普段とは別の視点からレッスンを行うことが出来ました。
今は、こういうレッスン形態も今後1つの方法として活用出来るなぁと思っています。

 

― なるほど。オンラインだから分かった意外な発見もあったわけですね。
実際、受講している生徒さんの反応はいかがですか?

 

やはり初めてのことばかりで、始めは戸惑いも多かったようです。
例えば、リアルタイムに繋がっていますが、やはり機械によっては数秒のタイムラグが生じてしまったり、同時に話すと音声が途切れてしまったり。。
けれど、そうなるとわかれば、お互い意識して会話するようになり、レッスンもスムーズに進められるようになりました。
私が気にしていた「音」に関しても、スピーカーからの電子音だとしても、自分の弾き方を極めれば伝わるはず!と、何とも志の高い意識が芽生えた生徒さんもいて、私としてはとても嬉しく思っています。
また、お仕事をされている生徒さんにとっては、自宅でレッスンが受けられ、通う時間の節約になる!と大変好評です!確かにお忙しい毎日を過ごされている方にとってこれは嬉しいですね!

 

― これ、とてもいいお話じゃないですか!質問した私が感動してしまいました。
生徒さんと講師の順応性が素晴らしい上、オンラインのメリットをちゃんと掴んで次のステップに繋げようとしているところが本当に素晴らしい!!
向上心があると、人はどんな環境でも前向きに次へ繋ごうと努力するのですね。
そんなピアノの
オンラインレッスンを受けるにあたり、持ってるといいグッズ、または教える時に使うグッズがあれば教えてください

 特別にご準備して頂くものはないですが、レッスン中、携帯電話やタブレット、又はパソコンをどこに置くか、皆さん工夫して下さっています。ピアノの鍵盤、ご自分の姿、楽譜辺りまで画面に入り込むようなアングルが理想的で、携帯電話の場合は、本棚やテーブルに取り付けられるミニ3脚などがあれば便利です。が、勿論、ピアノの端に立て掛けて、、という感じでも十分レッスンは可能です。
私は、サイドテーブルに楽譜を積み、その上に「携帯立て」を置き、少し上から鍵盤や指が良く映るようにしています。

 

- 確かにピアノは楽器が大きいので、端末を置く角度がポイントになりそうですね。
ではこれからオンラインレッスンを検討されているかたへのメッセージをどうぞ

 今私たちは、未曾有の状況下にいます。
その中で今まで当たり前に出来ていた対面でのレッスンが困難になり、沢山の方がオンラインという新しい方法でのピアノのレッスンを試し始めました。私もその中の1人です。
半信半疑でやり始めましたが、私の伝えたい気持ちと生徒さん側の受け取る姿勢が一体となり、予想以上に実りある楽しい時間を共有することが出来ると実感しています。
オンラインレッスンの魅力は、音楽を楽しむことは勿論、憧れのあの1曲を弾きたい!この曲を練習しているけどここのテクニックを今すぐ教えて欲しい!という時に、気軽にネット予約で受講出来ます。また、ピアノを習いたいけど通う時間がない方は、自宅にいながらちょっとした「隙間時間」にレッスンが受けられます。興味がおありの方、是非一度お試し下さい!今までと違った世界が見えると思います。


相手の気持ちを汲み取ろうと常にアンテナをピンと立てている村本先生。
自主コンサートを企画したり、多忙ながらも余裕のある雰囲気は落ち着きます。
ピアノ・ソルフェージュを担当してくださるので興味がある方はまず、無料体験レッスンを受講してみてください


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